本日は前号で触れた宇宙での医療についてです。
宇宙空間は無重力・放射線被ばく等で生物には厳しい環境です。
重力が身体にかかることが無くなると、骨や筋肉が弱くなります。
確かに宇宙飛行士が地球に着陸後、迎えに行った援助隊に支えられている姿を見たことがあります。
また、放射線に関しましては大気圏が無いので
宇宙空間を飛び交う放射線が宇宙ステーション滞在中は、地上の半年間分に相当する放射線が1日で浴びることになります。
ちなみに病院で行う胸部X線撮影のように線量が少ない検査では0.06mSv程度なので、
自然放射線による被ばく量(日本平均で年間約2.1mSv)に比べても微量なのでご心配は無用です。
加えて、精神的に大変なのが居住空間が狭いためプライベートスペースが確保できずに常にだれかと同居していなくてはならない環境に適応しなくてはならないことです。
つまり心身ともに多くのストレスが地上以上にかかるのです。
これらの宇宙の環境が健康に及ぼす影響を研究して、メカニズムをつきとめ対策を生み出す学問を「宇宙医学」と言います。
この過程で開発された技術や知見は、宇宙生活や活動に関する問題解決のみならず、地上医学にも役立ちます。
健康・医学と高尚な話題を提供しながらいろいろ調べていたら
ありましたね~とても大切な身近な話題が! そうです!トイレ問題です。
こんな記事を見つけました。
【米航空宇宙局(NASA)が打ち上げた有人宇宙船「オリオン」が6日、月の重力圏内に入った。
地球から約38万キロメートル離れた箇所を飛行する船内ではトイレが2度も故障した。】
えらいことじゃないですか!
今回の飛行計画は10日間で、4人が参加していますので…どうもこのようなときの緊急対応は災害時と同じだそうです。
つまり、排泄物を袋に取り保持するそうです。
かつての宇宙飛行士はこのような対応をしていたそうですが、においの問題や衛生の問題で大変不評だったようですが、
結局、4日間ほどこの対応を強いられたそうです。
気になって調べてみたらトイレは「ユニバーサル廃棄物管理システム(UWMS)」を使用しており、
仕組みは吸引で廃棄物を回収し、尿を水にリサイクルし、固形廃棄物を袋に密封して最終的に廃棄するものです。
今回は尿が排出管内で凍結して動かなくなったそうです。
準備万端で臨んでも意外にシンプルな理由で故障などが生じるのですね。
それにしても日本のトイレは進化・進歩してかつ綺麗で、最近は地下鉄のトイレも同様です。
この綺麗に関しては、使い方とメインテナンスして掃除してくださる方々の尽力のおかげですね。 日々感謝感謝です!