〝降り注ぐ想いで人々の心を波立てたい〟は私の人生観であり足助病院のHPにも掲げられています。
仲間から届いた心波立つエールを共有します。
【タイトル:日本の原風景と医療の役割〜軽井沢ラジオ 小林院長のお話を拝聴して思い出したこと〜
先日、軽井沢のラジオ番組を拝聴しました。
足助病院の小林院長が出演され、同院を中心とした農村地域における医療展開について深く語っておられました。
そのお話に耳を傾けながら深く感銘を受けるとともに、私自身のかつての決意を思い出しました。
私は現在、JA組織に属する「厚生連」に勤めています。
病院経営を主体に、医療、保健、福祉事業を担う組織です。
厚生連病院は公的医療機関の指定を受けていますが、その成り立ちは非常に特徴的です。
日赤や済生会など恩賜により設立された組織が多いなか、我々の病院は「地域住民自らの手」で設立されました。
地域の組合員が資金を出し合い、協同の精神で創り上げたことが大きな特徴です。
自分たちの健康と命を守るために立ち上がる。
この歴史的背景から、厚生連が運営する病院は農村やへき地に多く存在します。
足助病院の存在意義も、まさにこの厚生連の根幹をなす精神そのものです。
小林院長のお話を伺うなか、私の脳裏によぎったのはある秋の出来事です。
佐久総合病院での研修を終え、同僚と車で帰る道中のことでした。
清々しい秋晴れのもと、窓の外にはたわわに実った稲穂が広がり、コンバインが力強く稲を刈り取っていました。
抜けるような空の「青」と光り輝く稲穂の「金」が見事なコントラストを放ち、実に神々しい風景でした。
郷愁を誘う、日本の原風景ともいえる美しい田園風景。
それを見つめながら、私はふと気づかされました。
この景色は自然に存在するのではなく、地域に住まう人々の営みによって守られているのだと。
その人々が健康であるからこそ営みは続き、この風景や安心な食生活が成り立っています。
農村医療を支え、日本情緒あふれる風景を守り抜くことは、現代を生きる我々にも不可欠なことだと純粋に思いました。
現在、日本の農村はコメ問題や深刻な過疎化など、極めて大きな課題に直面しています。
さらに、地域によっては病院経営が成り立たず「そもそも医療を受けられなくなる」という危機さえ迫っています。
私はあの美しい秋の景色と当時の感情を改めて思い出し、
「日本に住まう皆さんが、どこにいても等しく、安心して医療を受けられる体制づくりに寄与したい」と強く感じています。
足助病院が実践する地域に寄り添う医療に学びながら、その思いを新たにしています。】
※1 軽井沢ラジオは、以下のアドレスのバックナンバーからお聞きいただけます。
(https://www.karuizawaradio.university/)
※2 足助病院のHPにも音源を載せ、聴けるようにしてあります。
お時間ある時にお耳を拝借できればと想います。バーナーはHPをスクロールしていただくと
最後の方の左隅にひっそりと鎮座しております。