足助病院は医療系人材育成に力を入れている関係で、様々な領域の学生さんを受け入れています。
この事業は地域の方々の温かい視線・姿勢と職員の温かな態度に支えられています。
お陰様で当院で実習を受ける若者は、初期研修医を筆頭に年間100名を超えます。
私は院長として何らかの形で参加当日と最終日に、実習参加者とお話しすることがあります。
学生さんは概ね18歳から24歳ぐらいなので、いわゆるZ世代(1996年~2012年生まれぐらい)に相当しますが、
皆さんしっかりとした考えを持ち頼もしい限りです。
実際の彼らの想いは足助病院コラム〝結の扉〟の金曜日に集約されていますので是非ご覧ください。
とはいえ、昨今のコンプライアンスに敏感な社会事情を勘案すると世代間の考え方や
受け取め方をよく理解しておかないとよろしくありません。
世代世代により特徴的な姿勢があります。
そしてZ世代の特徴的なメンタルの在り様が、表題の〝凪メンタル〟のようです。
そもそも気象の世界では、凪は〝風が止み、海や湖の水面が静まる自然現象〟を指す用語です。
その解釈を感情の起伏に応用して、感情の起伏の波を最低限にして人に悟らせない心情が凪メンタルです。
結果、己の心を乱さず穏やかに過ごせるということのようです。
相手方の受け取り様によっては塩対応と取られるので注意が必要です。
大人しい・穏やかな若者が増えると、感情の凪を脅かす電話でのコミュニケーションは避けられる傾向があります。
昭和世代は、『一言、言ってくれれば…』と嘆き、妥協案として『メールしておいて』と加えますが、
今後はどのようなコミュニケーションツールが主流になるのでしょう。
足助病院では業務上の院内連絡はPHSと院内メールが中心ではありますが、
今、様々な施設でプライベートと同様にスマートフォンを利用しLINEで同時に複数人で情報を共有する時代となりました。
確かに、足助病院では会議中でもPHSが鳴ることは多いですね。
〇嵐の後には凪がくる:今は状況が悪くて思うようにはかどらなかったとしても、あせらずに待てばいつかは幸運が訪れるものだということ
〇雨降って地固まる:悪いことが起きたあとで、かえって前よりも良い状態や安定した関係になること
上記のような昔からのいい伝えがありますが、そもそも、雨・嵐が起きないように行動するのが正解の〝凪メンタル〟な時代なのです。