一般的に周りを明るく・穏やかにして雰囲気を和らげる表情が笑顔です。
いわゆる〝お笑い〟も落ち込んだ気分を盛り上げてくれる大切な文化として存在していて、
日常生活でも人と接するときは極力笑顔を心掛けるように教えられて育ちました。
昨年の
コラムVol.621 雅な会(狂言編)では喜劇(笑いの文化)の狂言について触れました。
医療・福祉・介護の現場での笑顔は利用者さん・同僚の気持ちに寄り添う素敵なアイテムです。
今日は普段、敢えて考えることのない笑顔を構成する〝笑い〟の感情・表情についてです。
ちなみに8月8日は日本の「笑いの日」とされています。
1994年に「笑いの日を作る会」によって制定され、こちらの会は日本不老協会起源がある組織だそうです。
老いと笑いは密接な関係があるのです。皆様、お察しの通り「ハ(8)ッハ(8)」の笑い声に由来の8月8日です。
この場合の笑いには発声がともなっているのですが、英語の場合はlaughとsmileは意味合いが違い、
laughとsmileの一番大きな違いは「声を立てて笑うかどうか」という点なので、
レオナルド・ダビンチの「モナリザ」や岸田劉生の「麗子像」は声を上げて笑ってはいないと思われ、
smileだと思われます。
「モナリザ」や「麗子像」の微笑みは、世界的にも有名な人間の表情で、
微笑みの持つ魅力や意義は長い年月研究されてきています。
素敵な表情が永遠に人を魅了する名画となっています。
コラムVol.37 KWIDANの作者小泉八雲(ラディオカハーン)は、
『日本人の微笑は、念入りに仕上げられ、長年育まれてきた作法なのである。
それはまた、沈黙の言語でもある』と表現しています。
日本人の作法とはなんとも素敵な分析・表現です。
そう言えば思い出しました。ある昼下がりの院長室での職員との会話です。
私『○○さんは日頃からよく頑張ってくれているね~
これからも精進して成長して、昇格して行ってくださいな。期待していますよ!!!』
職員『院長!本当にそう思っていますか?』
私『もちろん当然ですよ!』
職員『怪しいな~ 院長先生の顔が半笑いなんですけど』
「いやいや…‥これも作法で沈黙の言語なのです…」
〝笑い〟は深いです!