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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2020/07/27 

Vol.124  「線状降水帯」

執筆 院長 小林真哉

〝線状降水帯〟というフレーズが様々なマスメディアにより頻繁に耳にする時代になってきています。
一気象予報士としては、土砂災害が起こらなければ、そんなに頻繁にマスコミに出てこないはずのフレーズなのにと思います。
気象庁のHPでの正式な定義は、
『次々と発生する発達した雨雲(積乱雲)が列をなした、組織化した積乱雲群によって、数時間にわたってほぼ同じ場所を通過または停滞することで作り出される、線状に伸びる長さ50~300km程度、幅20~50km程度の強い降水をともなう雨域。』
とされています。
少々イメージがわきにくいのでイラストを引用して説明してみます。
図示したのは2020.7.4 3:50 頃の雨雲レーダーで、赤色の濃い東西に連なる部分が線状降水帯です。
天気は、西から東に変化するので東西に長い雲があると同一地域で大雨が降るわけです。
しかしなんで、こんなに大雨が降るようになったのかなーと皆さん想われていることと思います。一因にあるのが大気中の水蒸気量です。
コラムVol.116(空を流れる川)で触れたように日本近海の平均気温の上昇に伴い、空気中の水蒸気が大量にありこれが雲となり大雨をもたらすわけです。
今、日本では線状降水帯をピンポイントで予測する技術開発が進んでいます。しかしながら、今現在の人智を結集してもまだまだ難しいようです。
いつの日か、ピンポイントでの予測ができ、的確な治水事業に生かされ、避難勧告の早期発令など皆さんの役に立つはずです。これは正に公助の一環だと思います。
まずは、自助・共助・近助の精神で職員一同頑張っていきたいと思います。
足助病院裏の駐車場ののり面ががけ崩れを起こしました、職員一同で復旧活動を行います。
共に助け合い・・・
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