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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2020/08/20 

Vol.130  「西瓜」

執筆 院長 小林真哉

先日、早川名誉院長が当院の中庭の菜園で大切に育てられた西瓜の収穫がされご相伴に与かりました。
職員が良く冷やしてくれていて、とても甘く美味くかつ綺麗な黄色の断面をした西瓜でした。
そのまま食べてもとても美味しかったのですが、一昨年、早川先生がクロアチアに旅行された時のお土産の塩を振りかけたらまたまた絶妙でした。
さて、今日はそんな西瓜にフォーカスを当ててみたコラムです。皆さん、西瓜は縦に切りますか横に切りますか?
主婦の皆さんには常識なのかもしれませんが、私のように日常的に料理をしない立場だと、「海辺でバーベキューの余興で西瓜割りした記憶では縦割りだったかな・・・」程度の曖昧な判断基準です。
どうもスイカは中心に近いほど甘いので、切り分けるときは皮から中心点に向かって三角形になるように切り甘い部分を均等に切り分けるようにすればいいようです。
また種は表面の黒い縞の方に集まるので、切るときには黒い縞と縞の間の緑色の部分に沿って切れば種が取り除きやすいそうです。
ということで、西瓜は縦にきっても横に切ってもいいのですが、そのあとの切り分け方にポイントがあったのです。
すなわち縦に切っても横に切っても、その後は中心が入るように放射線状に切り分けることが肝なのです。
そう言えば、遠い記憶の子供会の盆踊りで縦切りした西瓜を舟形のメロンのように短冊に切り分けて皆で食べた時、真ん中をとれずに端っこになったらやたら水っぽかったような・・・
そして、真ん中をとった子が「この西瓜、甘いね・・・」と言われたような。
何事にも理屈があるわけですね。(西瓜に関しては、私は少々時間を必要としましたが)
縦切り・横切りと言えば我々、医療の現場でもCT検査などは人体を様々な角度から撮影して断面を構成して診療に役立てています。
何事も、物事の事象の切り口が大切ということですね。
早川名誉院長の西瓜のお陰でまた一つ成長出来ました。
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