MENU
green

足助病院コラム

Asuke Hospital column

2020/09/24 

Vol.139  「レモネード」

執筆 院長 小林真哉

 『今年は、レモネードが来る』とあるマスメディアで取り上げていました。これも飲料水メーカーの戦略の一つかもしれませんが、最近は、レモンの使用された飲料水・酒類をよく見かけるような気がします。あの夢芝居の役者さんの出てくるCMやメインキャストに水がかけられるCM等いろいろの脳裏に残っています。
さて、お題のレモネードですが、英語でlemoade、つまりlemon+ade(果汁を薄めて甘味料を加えた飲物)のことで、レモン果汁に甘味を加えて冷水で割った果汁飲料のことですだそうです。レモネードに比べるとレモンスカッシュやホットレモンのほうを飲んだことのある人は多いかも知れません。
また豆知識ですが、ラムネの元になったのは、「レモネード」だそうです。1853年(嘉永6年)のこと、ペリー提督が浦賀に来航した際、艦上で交渉役の江戸幕府の役人たちにレモネードを振る舞ったのが最初だそうです。そして1865年(慶応元年)、長崎県で初めてレモネードが「レモン水」の名で製造販売されましたが「レモン水」という名ではなくレモネードがなまった「ラムネ」の呼び名が一般化したそうです。
レモネードがなまると?レムネード⇒レムネド⇒レムネ⇒ラムネ こんな感じでしょうか。
コラムVol.132「春雨」で、夏バテ防止に酢の物について触れましたが、レモネードの原材料レモンはとても良い食材です。ビタミンCに関しては皆さま周知の事でしょうが、レモンにはまだまだ効能効果あります。
1. レモンに含まれるクエン酸が持つキレート作用で、カルシウムをはじめ、ミネラルを腸から吸収しやすい形に変え、血中カルシウム濃度が維持され、骨密度を維持することにつながり骨を丈夫にします。
2. 酸味が、塩味を引き立てるので少ない塩分でもしっかりと味を感じることができ、減塩につなげることができ、血圧を下げるのに役立ちます。
3.  抗酸化作用が強いビタミンCを含み、ストレスや疲労を感じることで生じる活性酸素を取り除き疲れたときにスッキリとさせてくれます。
また、爽快感があふれる芳香剤は気分転換にはもってこいです。
今日はヴァーベナとレモンの薫る、院長室から「レモネード」コラムをお届けしました。
コラム一覧へ戻る