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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2019/05/23 

Vol.14  「喝采に想う」

執筆 院長 小林真哉

5月20日の月曜日、当院の介護医療院の音楽会に出演させていただきました。
企画の事務職員2名と共に司会と演奏(当方はサックス、職員はギター)しました。
介護医療院ですので、寝たきりの方もみえますがホールにベットや車いす等にて集まっていただき40分余りの時間を御一緒させていただきました。
患者様に付き添う家族の方・他病棟の看護職員・他職種の職員・研修医もみえてとてもいい雰囲気で会は始まりました。司会進行の職員の軽妙な語り、ギター弾き語りの職員の熱唱があり会はとても盛り上がりました。
演目は僕のサックスではアイルランド/ノルウェーのミュージシャン、シークレット・ガーデンのYou raise me up(互いをたたえ合う曲です)、職員の弾き語りは尾崎豊さんのI Love you(愛を語る歌ですね)、最後に二人および職員・利用者さんとちあきなおみさんの喝采(今は昔 昭和46年レコード大賞受賞の名曲です)を演奏しました。(喝采演奏中にはちあきなおみに扮した看護職員を飛び入りしていただきさらに盛り上がりました。)
我々出演者も皆様から温かい喝采をあび、僕自身はかわいいおばあちゃんからお花をもらって会を終了いたしました。僕などはまだまだ皆さんの前で演奏するほどの技量は持ち合わせてはいませんが、何でも先頭に立ってやってみることが大事だと出演した次第でした。
何でもやってみるものですね・・・いい感じの化学反応が起こってくれたものと実感しています。かわいいおばあちゃんのかわいいヤジもあり、本当にほのぼのとしたいい会になりました。
もっとも喝采以外の曲は知らない曲でよくわからんとのご意見も。そうですよね、僕らが高校生の楽曲わからないのと同じですよね。独りよがりだったかなと猛反省をした次第です。
その方々はどうやら童謡や唱歌を入れてほしかったようです。今後は、皆様のニーズを取り入れてもっと想いのこもった会にできればと思います。演奏の技量にいささか自信がございませんが・・・・・

話変わって喝采は『あれは三年前』で始まる昭和の名曲ですが、僕自身はサックスをはじめて三年を過ぎましたので違った意味での感慨がありました。始めた頃には、音も出ず・息も続かず苦労しました。
石の上にも三年と言います。何でもやってみるものですね・・・

今、サックスは僕の人生の扉を更に大きく開けてくれた相棒になりつつあります。
皆さんもサックス聴いてみませんか?
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