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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2020/10/15 

Vol.145  「インナーピース」

執筆 院長 小林真哉

“心の安寧”とでも訳しましょうか。

私は院長として職員に話す中のフレーズに、
「人は理性と感情によってコントロールされている。それぞれの職域・ポジションによって理性と感情のバランス感覚を育てていって欲しい」があります。
私自身は少々、理性的なほうかなと勝手に思っていますが、そんな考えになったのも“知命”を迎えた50歳を過ぎてからです。
物心ついてから約40年でしょうか、公私ともに様々な経験を積むことにより培ったバランス感覚なのだと思います。

そんな中で年齢は関係ないのだなと思わされた言葉があります、表題のインナーピースです。
プロテニスプレイヤーの大阪なおみさんが全豪オープンで優勝した時に
『自分の中のインナーピースによって勝利することができました』と語っていたことです。

令和2年は、新型肺炎により心身ともに多大なストレスのかかる年となりました。
今後、様々な影響が体にでてくることが危惧されます。
そんな時、自らの “インナーピース”により乗り切れるといいのかなと思います。
対処法の一つに、環境を変え気分転換を図り、少しポジティブな暗示をかけるといいとありました。
身近な例ですが、大きな講演会・発表会で緊張するとトイレが近くなりませんか?
僕は典型的でトイレが近くなります。それは「神経性頻尿」と言う事象です。
そんな時、不安・緊張が尿と共に出ていくのだと自己暗示をかけるといいそうです。
これで心の安寧が保たれ物事が成就するそうです。

自らのインナーピースをよりどころにこの事態を乗り切り、その鍛えられたインナーピースで未来を切り開いていければいいと思います。
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