MENU
green

足助病院コラム

Asuke Hospital column

2020/10/26 

Vol.148  「一円玉」

執筆 院長 小林真哉

『ありがとうございました、特朝定食 588円です』
と或る日の私の出先での朝食風景です。「えーっと、8円・8円と」お財布の中を捜して、
「あった あった これで財布が軽くなるわ・・」と何となく安堵。
ん? なんか変だな 違和感が・・・・・・・・・・

 仕事上リモート・遠隔会議・IoT(Internet of Things(モノのインターネット)インターネット経由でセンサーと通信機能を持ったモノ)等に邁進している
私は今、日常生活ではお財布の小銭を気にしている?
しかも、私の前5人の同年代のおじ様達の会計は全てキャシュレス決済。
次の瞬間、「マナカで」と颯爽と(?)カードを差し出す私がそこに居ました。

 で、今日のコラムのお題目の一円玉ですが、〝一円を笑うものは一円に泣く〟というお金のお話ではなく、お得意のお天気のお話です。
これからは秋の移動性高気圧のおかげで、全国的に青空の広がることが多くなります。そのような崩しようのない晴天を「1円玉天気」といいます。
1円は、これ以上両替することはできないお金です。
お金は崩すという表現もすることから、「崩れることのない天気」=「晴天」を意味するようになりました。
前述の定食の話ではありませんが、キャッシュレス化が進むと、「1円玉」天気の意味が通じない時代が来るのでしょうか。

 いかに時が過ぎても〝1円玉の想い〟を持った医療をお届けしたいと深く胸に刻むコラムになりました。
コラム一覧へ戻る