MENU
green

足助病院コラム

Asuke Hospital column

2020/11/02 

Vol.150  「車検」

執筆 院長 小林真哉

車検は皆さん定期的に出して安全運転を心がけていますよね。

我々医療の世界での健康診断・人間ドックはまさにこれです。車検では数万に及ぶ車のパーツを様々な角度から機器を駆使してチェックしているのでしょう。検診では車を上回る精密機器の人体をチエックするのですからおのずと限界はありますよね。そんな中にも、特に重要なものもありましょう、ブレーキ・ギア・コンピュータ制御等ですね。車に経年変化・走行距離・走行環境等が影響するのと同様に、人体も年齢・労働環境・食生活・睡眠環境等様々な要素があります。

そんな想いを巡らせていてふと車と人の違いはと・・・・車は機械だけ、人は体と心、体のメインテナンスは検診が当てはまるかもしれない。心ね・・・・バッテリーかもしれないなと。バッテリーは普段、意識することなく使っているけど、一度あがると車は全く動かなくなります。(例え他の部品が新品同様であっても)そして、バッテリーは走行中に常時充電され良好な状態に保たれているのです。人の心もそうなのではないかと。日々、手入れしていくことが大切なのではないかと。
では、日々の手入れとは?人それぞれではあるけれども、読書をしたり・散歩したり・映画をみたり・音楽を聴いたり・芸術に触れたり・おいしいものを食べたり・やりがいのある仕事に集中したり、そして素敵な人に出会い交流することなのではないだろうかと。


皆さんも、自分の心のバッテリーをメインテナンスしてますか?
そして、充電出来てますか?
コラム一覧へ戻る