北海道の初雪が稚内で観測されて、早1週間を過ぎました。
2020年11月4日に札幌や函館などで初雪を観測し、札幌は平年より7日遅く、昨季より3日早い観測、函館は平年より6日遅く、昨季より3日早い観測でした。その頃の日本付近は西高東低の冬型の気圧配置で、東京で冬の訪れを告げる「木枯らし1号」が3年ぶりに吹いたと発表もありました。
皆様、ご存知でしたか?初雪と木枯らし1号は時期的な関係性があるのです。
ちなみに、木枯らし1号は、気圧配置が西高東低の冬型で、その年初めて吹く北よりの(やや)強い風(季節風)の事です。木枯らし1号の発表は東京と近畿地方のみで、木枯らし2号以降は発表されません。木枯らし1号が発表されない年も稀にあるようです。今年、近畿地方では10月23日に木枯らし1号が吹きました。初雪・木枯らしは共に本格的な冬の到来を告げる事象なのですね。
キョンキョン(小泉今日子さん)の【木枯らしに抱かれて】の歌詞の中の
白い季節の〝風〟に吹かれ寒い冬がやってくる
上条恒彦さんの木枯らし紋次郎の主題歌【だれかが風の中で】の歌詞の中
の 〝風〟の中で待っている
『それぞれの歌の中で登場する風は木枯らしだったのかな?
キョンキョンは東京で吹かれたのか近畿地方で吹かれたのかどちらだったのかな?』
と、若かりし時の想いにふけるコラムとなりました。
※東京地方の木枯らし1号の基準
【期間】 10月半ば~11月末の間
【気圧配置】 西高東低の冬型の気圧配置で季節風が吹く
【風向】 東京の風向が西北西~北
【風速】 東京の最大風速が8m/s以上
※西高東低の気圧配置(冬型):西に高気圧、東に低気圧がある冬の典型的な天気図です。