今の世の中、若い世代ではどちらかというと、バーチャルの世界の比重が大きいようで、少々、世代間格差を感じます。
そのような中でも、当院は、リアルを大切にしつつもバーチャルを取り入れた医療サービスを模索し展開しています。
我々の医療の世界でも技術革新は素晴らしく、遠隔医療の扉は大きく開かれ徐々にではありますが私共も足を踏み入れ体験してきています。ですから、バーチャルとリアルは相反して競うものではなく、共に手を携えて進んでいくものなのだと実感しています。
では、なぜ VSタイトルなのかということですが、先日、アメリカ大統領選挙の解説番組をラジオで聞いていたときの解説者からのコメントが以下だったからです。
『民主党のバイデン候補は、コロナ対策と資金力から所謂、空中戦(各種メディアを利用した対面を回避してもできる選挙戦を展開したとのこと)でした、一方、コロナに罹患した共和党のトランプ候補は積極的に集会を開き、足を運び選挙戦を戦ったのだ』
と、 そこから、“バーチャルVSリアル”とのコメントが出てきていました。
勿論、両陣営ともバーチャルandリアルの戦術を駆使したとは思いますが、物事の切り口は様々ですね。様々な要因はあったと思いますが、最終的には勝利の女神はジョー・バイデン氏にほほえみました。(ん? 決着ついたのですよね)
今後、超高齢化社会が展開するこの診療圏で、ニーズに合った医療サービスを皆様にお届けするには、しっかりと地に足付けたリアルに立脚し、新しい生活様式にのっとったバーチャルも採用しながらのバランス感覚のいい運営が求められるなと考えさせられるコラムとなりました。