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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2020/12/07 

Vol.159  「風冷え」

執筆 院長 小林真哉

めっきり朝晩が寒く冷え込んできました。

皆様、今年の冬は特に病院への受診方法が違いお手間を煩わせますので,、健康管理には十分気を付けてお過ごしください。

お熱がある方は受診前に必ず電話連絡を入れていただくようにお願いします。ポスト・ウイズコロナの時代の新しい受診の仕方とご理解ください。

寒さを表す様々な言葉が世に数多ありますが、その中の一つ「風冷え」を今日のコラムでは取り上げてみました。

『ん? 底冷えの間違いでは 院長・・・』
と職員に言われるかもしれませんが、風冷えです。
強い風が吹きつけて冷えることを「風冷え」と言います。
「かざびえ」と読むのが正解です。ちなみに風車は「かざぐるま」とも「ふうしゃ」とも読みますが表しているものが全く違いますね。

また、先程の「底冷え」は体の芯まで冷え込むことです。地面や床から冷気がきて足元から全身が冷えるときに使われます。
小中学校の体育館での集まりで、とにかく、トイレを我慢していた記憶が鮮明に思い出されます。

気象の世界では良く晴れた穏やかな日(一円玉天気の時ですね コラムVol.148)の翌日が冷えますね。地球の熱が宇宙に放出されて冷える現象で、地面が冷え、地表近くの空気が冷えて気温が下がることをさす「放射冷却」が一因です。

特に愛知県は、西高東低の冬型の気圧配置の時に伊吹山から吹き降ろす風
〝伊吹おろし〟が発生したときは寒いのでご留意くださいませ。
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