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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2020/12/17 

Vol.162  「寝かせきり老人」

執筆 院長 小林真哉

寝たきり老人よく聞く言葉ですね。でも表題の寝かせきり老人。
医療の現場にいる身としては少々気にかかる表現です。当院ではリハビリを積極的に導入して寝たきりの防止に心がけています。
しかしながら、リハビリはご本人の意欲あってのものです。高齢になり横になっていたい方は多いです。
その中で有効にリハビリを勧めるにはやはり技師さんたちの想い・優しさが大切です。当院のリハビリ技師たちは平均して若いため、対象となる患者さんが自分の祖父母世代のことも多いです。そんな環境もひとつの要因でしょうか、皆優しく熱心に取り組んでくれています。これも足助病院のストロングポイントの一つです。

このような各部門の想いの結集が足助病院であり最大の強み・セールスポイントです。寝たきりになれば医療上も誤嚥性肺炎・褥瘡・拘縮等、様々な問題が産出されます。そして最大の問題は、介護の問題です。介護は日常です。歯磨きから始まり食事・清拭・排泄・着替え・入浴等々が日常繰り返すのです。家族をはじめ周りの方々のご負担は大変です。

ですから、我々も若いうちに健康面に留意して少しでも健康寿命を延ばす努力をしていくことが大切です。
昔から僕自身は休日でも朝寝坊することはありません。習慣でしょうかどこかに行こうとしたときに朝早くから行動して目的地に到達しているので渋滞知らず、必然的にお昼のおなかがすく時間も11:00前。すなわちランチのお店も開店同時で待つこともなく話題のお店。となると、午前中と午後からで本来2日分の休日を過ごしています。
(勿論、単独行動の時に限りますよ。協調性は大切ですから・・・)

こんな休日の過ごし方もいいですよ。
(もっとも今年の初めまでのお話でして今現在はほぼ、休日は外には出ずにステイホームの日々です。)

ステイホームでも、自分自身を『寝かせきり』にせず頑張りましょう。
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