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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2021/02/04 

Vol.174  「Smart laundry (スマート ランドリー)」

執筆 院長 小林真哉

最近気になっていたのですが、なかなか利用する機会がないのでコラムネタにしていませんでした。
皆さん、最近、市中にコインランドリーをよく見かけませんか?
私自身は、スーパーの駐車場や空き地が整備され、何ができるのかなと思っていたら、おしゃれなコインランドリーになっていたことがあります。

コインランドリーは、2017年時点で20,000店以上あると推計されていて、更に増えています。2019年12月末の全国のコンビニエンスストア店舗数が5万5620店で、コンビニ業界最大手「セブンイレブン」の店舗数が2万1034店なので、コインランドリーの数が多いのが実感できます。要因には、女性の社会進出増加に伴い家事時間がなくなり、まとめ洗い需要が増加したことなどの社会環境・働き方の変化があげられるようです。更にアメニティーの進化の状況は素晴らしく、スマートフォンによる空き状況の確認サービス・洗濯物の仕上がり終了通知サービスはもとより、ベーカリーカフェ、クリーニング、洗濯代行と色々なコンテンツが揃っています。東京では「ランドリーアウト」という毎日の洗濯物をプロの手で洗って乾かしてたたんで返してくれる画期的なサービスがあるそうです。足回りは、スニーカーウォッシャーで新品同様になりそうです。更には、おしゃれな内装でインスタ映えスポットとしても注目されているそうです。気象・経済関連では、賢いコインランドリー運営の一つに、雨の日にコインランドリー需要多く、逆にコンビニの重要が少ない事象に注目し、二つ業態をクーポン等結びつける試みもあるようです。

「風が吹けば桶屋が儲かる」でもないでしょうが、回りまわって意外なところに影響が出ることはよくあります。
一見、関連がなさそうなことの中に関連性を見出すセンスが問われるのです。我々、医師の診断も同じような要素があります。患者さんの訴えを傾聴し、自らの知識を総動員して診断に導くのです。

私自身は、医療・気象・防災の知識を生かしたスマート院長になりたいものだと、更に想いを強くするコラムとなりました。
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