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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2021/04/22 

Vol.195  「サーキュラー」

執筆 院長 小林真哉

「院長~。有名な日本製の鋳物ホーロー鍋は“バーミキュラ”ですよ」
「知っていますよ。水が不要で野菜本来の汁で美味しい料理ができてしまう鍋でしょう。
今日のコラムネタは“サーキュラー”。さては知らないな。」

なんてやり取りはありませんでしたが、改めて“サーキュラー”についてです。
Vol.184、186と続いての環境問題編です。

そもそも“サーキュラー”は円形の、扇形に広がった、などの意味の言葉で様々に複合して使用します。その中に“サーキュラーエコノミー”という言葉あります。日本語で言えば循環型経済と訳されます。

今までのように、目的に合わせて作られた製品の使用後にその再利用などを考えるのではなく、それらの製品を作る前から使用後の利用法を考えておこうという考え方です。産業革命から始まった大量生産・大量消費・大量廃棄の時代の終焉とともに、人類が地球に存在し続けるために必要になってきた考え方です。

今までの3Rの考え方※とは違い、原材料調達・製品デザインの段階から回収・資源の再利用が前提で廃棄ゼロが最終の目標です。
回収後の再利用がしやすいよう解体を前提としたデザインが導入され修理や部品交換などで製品寿命が延ばされます。

我々人間は簡単には修理・部品交換はできませんが、知恵を使い日々の食事・運動・ストレス発散等の努力を怠らなければできますよ。

そう、健康寿命を延ばすことが。




※3Rの考え方:Reduce(減らす)・Reuse(再利用する)・Recycle(リサイクル)

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