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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2021/05/06 

Vol.197  「ネーミング考」

執筆 院長 小林真哉

降りてきたアイデアにネーミングすることは楽しくもあり生みの苦労もありますが、イベントや企画に名前を付けることは絵画でいえば眼を描くことに匹敵し、微妙にニュアンスを間違えると「画竜点睛を欠く」ことになるので神経を使います。
日常の中でみなさんの周りには、ユニークで一度聴いたら忘れない素敵な名前の商品が数多くあります。医薬関連では、某メーカーの〝熱さまシート〟〝のどぬ~るスプレー〟〝キズアワワ〟などの商品は、覚え易さ・リズム感・1秒で分かるの3本柱で考えられているそうです。

ネーミングには音や表記の要素が重要で、女性向け商品にはNやMの音がよく含まれているそうです。当時いたモスクワのパンダの名前からとった黒柳徹子さんが名付け親の『anan』やアイヌ語の花からとった『nonno』はロングセラーとなった女性雑誌です。どうやら、女性の名前はNやMの音を含むことが多く、自分の名前と同じ音には親しみを持ちやすいからという説があるようです。
一方、男性はGやZの力強い印象を受ける濁音を好む傾向にあるそうです。『機動戦士ガンダム』なんかは正にそうなのかなとも思います。
年配者の方の場合は、和語を好みひらがなに親しみを覚える傾向があるので、カタカナやアルファベット表記は控えめがいいそうです。
届けたい対象に合うネーミング選びが重要となる訳です。

想う医療 気防健究会 足助医学舎 共想し共創する あすけ進歩自由夢 足助ブランディングプロジェクト 共奏する院長・・・院内外に発信する企画・イベントにいろいろとネーミングしておりますが、まだまだ精進が足りないなと考えるコラムとなりました。

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