最近は1週間が過ぎるのが早いですが、Saxのレパートリーを増やすことに加え、週末の楽しみが増えました。
平日はなかなか見られないので週末にまとめてみることにしています、NHK連続ドラマ『おかえりモネ』のおかげです。
今週も父親と娘の素敵な心の交流に絡めて随所に気象ネタ満載でしたね。
林間学校からの自然・林業・森林浴と当診療圏ではおなじみの光景ですね。
『山の天気は変わりやすいので注意しましょう』とは良く聞かれることですが、一般的には冬山登山の遭難等を想像される方々も多いのではないでしょうか。
実際はドラマに出てきたような低山登山・ハイキング・トレッキング等でも気を付けなくてはならないのです。勿論、最近では市街地でも都市型のゲリラ豪雨により被災される方もいますので山に限ったことでもないかもしれません。山でも市街地でも急に空が暗くなり、冷たい風が吹いてきたらひとまず避難です。大雨による低体温症等の心身への影響は勿論、側溝・小川などがあっという間に濁流・氾濫となることがあります。
また、かなりの確率で落雷が伴いますので、避雷も重要な案件となります。
今回、超かっこいい気象予報士の朝岡覚さん(西島秀俊さんが演じています:私的には逢坂剛氏のハードボイルド小説のドラマ版 MOZUで公安警察の倉木尚武役がはまり役と思っていましたが、冷静で理知的な役を演じています)が見ながらアドバイスしていた気象レーダーはとても役に立ちますね。気象レーダーは気象予報士が参考にする専門的なものも、もちろんありますが最近は皆が自由に見られて使えるものが多数あります。NHKや民間のソフトをスマートホン等で簡単に参照できる気象レーダーが存在します。私自身もよく利用しています。最近は、山中でもスマホの電波が届くようにはなってきましたが、この辺りは事前確認も必要ですね。
ドラマ内容は山の天気・大雨・落雷・気象レーダー・低体温症と盛りだくさんで、気防健究会(気象・防災・健康を究める会)を主催しているトリプルキャリアーの私としては、大好物の内容でした。私自身は、医師の立場から気象病に興味を持ち、そこから気象学に興味を持ち気象予報士の資格を習得し、そこから更に気象災害に興味を持ち防災士を習得しました。
海で生まれ山で生活し空に興味を持つ百音さんが、図書館で開いた参考書の『超難関の資格、合格率5%』のくだりにくじけることなく、これからの挑戦の物語が展開していくのが楽しみです。
私も、久しぶりに気象予報士の参考書・過去問題集を開いてみようと思います。