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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2019/06/17 

Vol.21  「足助病院のブランドイメージ」

執筆 院長 小林真哉

先日、某医大で講義をさせてもらった件はコラムに載せましたが、講義終了後に回収した一言感想アンケートの集計をしたので少し結果について書いてみました。
言ってみれば、現役医学生が思う足助病院イメージランキングですね。

一つ目は『足助病院のキーワード』です。目についた一部を列挙します。
1:終の住処を継続するための医療
2:想う医療
3:地域医療
4:自助・共助・公助し想い寄り添う医療
5:全人的医療
それぞれ、よく自分が口にしているフレーズで、当院の理念にも挙げているものです。
少なくとも彼らの耳には届いたなと思いました。

二つ目は『印象的であったこと』です。
1: 地域の病院が遅れているのではなくこれからの日本の未来ということがわかった。
2: 足助病院の高齢率は将来日本が直面する状況なのだという考え方に驚いた。
3: 患者が求める医療を追求していて医療者だけの目線ではないのが良いと思った。
4: 地域によって病院のすることや役割が違うのだということがよくわかった。
5: 地域医療と聞くと先端医療をやらないから遅れているものではなく、これから高齢になっていく全国の未来の医療であるというところが印象に残った。
6: 退院していくことが目的の大学病院が近くにあるので病院というのはそういうところなのだと思っていましたが、人生の終わりに過ごせる病院もすごくすばらしいと感じました。
7: とても有意義な時をすごしている。高齢者医療の大変さがわかった。
8: へき地医療が先端医療へとつながる。
9: へき地病院として、大きな病院とは違った役割を持つことが分かりました。

うん60分寝ずによく聞いてくれたのだなと感謝感激です。
これから数年後に医師として社会に出て患者さんと向き合う若者たちの心に少しでも我々が掲げ実践している『想う医療』が届けばと技を駆使したプレゼンテーションをしたかいがありました。彼らが、5・10・15年とどのように成長していくのかが楽しみです。
そして、彼らが医師になって足助病院の姿および院長小林の姿を見る頃、想像・期待どおりの想いを届ける医療を実践していようと強く心に誓いました。
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