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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2021/07/19 

Vol.218  「おかえりモネ Vol.8」

執筆 院長 小林真哉

モネさんついに合格しましたね。
しかも3度目の正直とはいえ、一般知識・専門知識・実技試験1・2を一発合格はなかなかです。一生懸命取り組んだ結果なので、「どちらに転んでも」という自然体がカッコイイのでしょうが現実は違いますね。
あの何とも言えないヒリヒリ・ワクワク・ソワソワ感とても素敵です。自分自身も社会に出てから味わったので感慨ひとしおでした。
でも、資格試験の合格はゴールではなくあくまでもスタートなので、土曜スタジオパークで朝倉さん役の西島さん、気象監修の斉藤さんが触れていましたが、モネもこれからの東京編で葛藤・成長していくことでしょう、ますます目が離せません。

現実の世界では、太平洋高気圧の勢力が強まり暑い日々がやってきた7月17日、東海地方の梅雨が明けました。平年より2日早く、昨年より15日早いのですが梅雨入りも早く62日間(5月16日~7月16日)となりました。

おかえりモネの中でもサヤカさんとの会話の中でも言っていましたが、『山・海・空で水は巡っている』 そうですね、梅雨に地中や様々な処に蓄えられた水は、この高気温で蒸発して大気の水蒸気として蓄えられる訳ですね。コラムVol.116でとりあげましたが、空を流れる川  atmospheric riverです。この水分が降雨となり地上に届くわけですがその程度により風水害の原因となります。そのためには、的確に早期に気象を分析して情報を皆に届けることが必要となります。

かつてコラムVol.124でとりあげた〝線状降水帯〟などは、正に大雨の襲来を予測しているわけです。そして、今年からは危機管理上の気象用語として使用されており

『〇○地方では線状降水帯による激しい雨が同じ場所で降り続いています。生命に危険が及ぶ土砂災害や洪水による災害発生の危険度が急激に高まっています』

上記のようなニュースが流されます。皆さんにおかれましては、〇○地方が自分のいるところもしくは向かうところの上流であるのかがとても大切です。少し、時間をおいてから水が流れてくるので的確に情報を把握し理解し行動しましょう。

あまりにも暑くて、河川等の水遊びで涼を求めたくなる季節になりました。お出かけ前には、気象情報を把握して、計画の変更を含めた勇気ある決断が必要となりますね。
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