女性専用車両の歴史は古く、1912年の中央線にさかのぼります(その後、廃止されたわけですが)。当時は「婦人」が男性と近接する状況自体を避けるべきと考えたからで、古典的な空間感覚ですね。昨今も感覚は、犯罪防止等の観点も含まれていると思います。
そういえば思い出しました、僕がまだ副院長の時代のことです。名古屋駅での会議に早川前院長と出席した帰り道です。会議の後の会合に出席後に地下鉄東山線で一緒に帰った時です。改札の段階で、地下鉄の入駅がアナウンスされていました。僕が単独であれば、次の便でゆっくり帰るのですが。皆さんもご存じの通り早川先生は学生時代に陸上部に所属して中距離ランナーでならした方です。かつ、今もマラソンを走る現役です。
唐突に、『よし、小林 あれに乗るぞ』と僕の同意もなく駆け出していきました。
『はいな、お元気なことで』とばかり追走しました。危機一髪、乗車して、そのままの勢いで、医療状況・病院運営等々理念を熱く話していました。と、何だか変な空気感が漂っています?
周りに男性は我々だけ、うさんくさそうにみる御婦人方・・・
そしてあきらかにむかついている女子高校生達・・・
?やばい 女性専用車両だわ これ・・・
ほぼ二人同時に気づきましたが、ここは大人の対応で熱い議論を交わしながらアイコンタクトで扉の方へ移動して、次の駅でさりげなく車両を変えました。東山線は終日女性専用車両があったのですね。路線によっては通勤時間に限定されているものがあり誤解していました。
世の殿方、お気を付けあそばせ。