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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2019/06/20 

Vol.22  「もやもや」

執筆 院長 小林真哉

朝、足助病院に向かう車中から見える風景は至極です。
道中の新緑は梅雨の雨に洗われより鮮やかに輝いています。職場に向かうモチベーションが更に上がります。
(起きた瞬間にかなり高いのですが・・・)
グリーンロード走行中もしかりですが、病院に近づき遠景に山々が見えるようになるとそのふもとから白い霧が幻想的に立っています。いわゆる山霧ですね。

ところで皆さん、「霧」と「もや」って違いわかりますか?
霧は漢字では雨+務で、務には「おおう」という意味があり、水が辺りをおおっている様子を表現しているそうです。もやですが靄(漢字で書くとこうなりますがとても書けませんでした)は、雨+謁で謁は「まみえる」という意味があり水にまみえる様子を表現しているそうです。
話は戻りますが、気象の世界では二つの違いは見通しで区別されます。
視程(人の目の高さでの見通せる距離)が1km未満になる現象が霧で、見通しが悪くなりその距離が1km以上10km未満になる現象が靄です。(気象庁の定義は霧:微小な浮遊水滴により視程が1km未満の状態。靄:微小な浮遊水滴や湿った微粒子により視程が1km以上、10km未満となっている状態)

そこで表題の「もやもや」です。
「岩波国語辞典」(第六版)では「もやもや」は、「もや(靄)が立ちこめたように、ぼんやりしているさま」のようなので人の感情はもやのほうがあてはまる状況が多いのかなとも思ったりします。結構いろいろな状況で「もやもや」しますよね。
これが対人関係であれば、視界がもっと悪くなり「霧」になる前にコミュニケーションをとって対処しなくてはいけませんね。自分自身の問題であれば近しい人に相談したり、必要であれば医師のアドバイスを受けるのもいいでしょうね。
語源ついでにもう一つ。梅雨の語源は諸説ありますが、梅の実の季節というのが一般的でしょうか。
一説には、昔中国では黴雨という字が当てられていてカビの雨と書いていたそうですが、語感が悪いので梅雨という字に改められたそうです。
これからは食あたりに気を付けなくてはいけない季節です。まずは手洗いが基本ですが食事を摂るときの環境も留意しましょう。ついつい、仕事の合間にデスクで食べてしまいますよね。(僕自身もPCをうちながらのことがけっこうありますが、このキーボードが曲者です。特に共有PCの場合は、以前に使用した人の状況はわからないわけですので留意しましょう)
「もやもや」を解消するには適度な休憩とおいしいものは効果的です。
僕の執務室の前室もリフォームして職員が気持ちよく休憩・食事できるスペースにしました。休憩中は邪魔しないように心がけています。
と言っても・・・・・「○○君 暇なときに この原稿 チェックしておいて」 と昼食中の○○君に原稿を渡している先週の自分を思い出し少々「もやもや」 してしまいました。  
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