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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2021/08/26 

Vol.227  「おかえりモネ Vol.13」

執筆 院長 小林真哉

先週も時節に関わるネタが満載でした。
これからの台風シーズンは特に、大雨・暴風に注意するとともに、土砂災害に留意することが大事です。今年も熱海での土砂災害をはじめ全国至る所で発生し対岸の火事ではありません。日頃の備えが大切です。

実際、当院も東海豪雨では駐車場まで浸水しましたし、昨年は裏手の土手が若干崩れました。地域住民の方々に聞いても診療圏の各所で、小規模な土砂崩れは起こっています。業務上、訪問診察・看護・リハビリ・福祉関係の訪問等、院外での業務が多いのが当院の特徴の一つでもありますので、職員それぞれが、自助・共助・公助の防災、減災意識を高く持つように啓発活動を行っています。

足助病院も土砂災害警戒区域に指定されていますし、巴川が氾濫した場合は5-10mの浸水が予定される区域です。「前門の虎後門の狼」ではないですが、病院正面からの浸水、裏手からの土砂流入では大変なことです。幸い治水工事、砂防ダム事業が粛々と進んでいますが、想定を超える災害が起こるこのご時世です。皆さんもお近くの状況を確かめてみてください。

豊田市にはとてもわかりやすい防災情報が見られるサイトがありますのでご紹介しておきます。令和3年3月に1000年に一回程度の確率で発生する規模の大雨を想定して作成された洪水ハザードマップが更新されています。矢作川をはじめとした市内の主要な河川が大雨により氾らんした場合に浸水が予想される区域や深さ、土砂災害の危険個所、避難場所などを表示しています。更には「とよたiマップ」は、1,000年に一回程度の確率で発生する規模の大雨を想定した内容を反映しています。

更にはドラマでも出ていましたが、最近ではリアルタイムの河川の状況や土砂災害の状況がインターネット・SNSで発信されています。特に河川の状況などは、業際の河川監視カメラがリアルタイムに公開されています。このような情報を的確にとらえて利用していきたいものです。

「情報を上手に使うためには、SNSをはじめ新たな情報発信ツールに疎くては駄目だけど、それがバッテリー切れで使えなくては元も子もないわ」と思い、新たに届いたポータブル電源・ポータブルソーラパネルを前に少々悦に入る早朝の院長室からコラムをお届けいたしました。
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