今回はその地域に伝わる様々な言い伝えが、防災・減災に結びつくネタが満載でした。
いわゆる「観展望気:かんてんぼうき」です。
古来より人々は空をみてその変化の予兆で天気を予想して準備をしてきました。
幾つもの観展望気が世の中にはあります。
〝東風が吹けば雨〟などは気象学的にとても理にかなっています。
低気圧は元々左回転の渦を持つので中心に向かい左回りで風が吹き込みます。移動性低気圧が西から移動して日本付近に差し掛かると、低気圧の進行方向の東側では東風が吹き、今後雨風が強くなるのです。
〝出雲は天気、入雲は雨〟これも移動性の低気圧にかかわる諺です。
朝方に東の空に見られる雲のことを出雲と呼び、夕方に西の空に見られる雲のことを入雲と言います。西から天候が変化する日本では、東の空に雲が見えるのは低気圧が通過して晴れるという事になりますし、反対に西の空に雲が見えれば低気圧が近づいていて雨になるという事になります。
少し調べてみたら豊田市にもありました。羽布町にある根池に言い伝えが。
「池に石を投げたら雨が降る」だそうです。かつて、雨乞いに使われたのかは定かではありませんが、三河湖の近くの山上池で美しい神秘的な池で、根池龍王大明神が祀られています。
足助病院からは車で30-40分ほどの距離のようです、機会があれば紅葉の季節に訪れてみたいものと勘案しております。
勿論、石は投げませんが…