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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2019/06/27 

Vol.24  「梅雨とつばめ」

執筆 院長 小林真哉

東海地方が梅雨入り(2019.6.7頃)して約3週間経ちますが、中国・四国・近畿はまだ梅雨入りしていません。(2019.6.25現在)
例年6.5頃梅雨入りして東海地方とあまり変わりない時期のはずなのですが、令和元年は過去最も遅いようです。なんだか変な気候です。
気象庁のHPによれば、「晩春から夏にかけて雨や曇りの日が多く現れる期間」と梅雨を定義しています。
従来、梅雨期は大雨による災害の発生しやすい時期で、かつ盛夏期に必要な農業用の水等を蓄える時期等の社会的関心が高いため、梅雨入り・明けの予想がされるわけです。
話変わって表題のつばめの話です。
当院の職員通用口の電灯の上・建物の排水管の上等様々なところにつばめの巣が目立つようになってきました。
「つばめが低く飛ぶと雨が降る」、これは古くから日本で言われている言葉です。
低気圧が接近してくると飛翔する羽虫などが地表や水面近くに集まる(羽が水分を含んで高く飛べないとか)ためツバメがそれを狙って飛行するらしいです。
天候と昆虫・鳥は強くリンクしてます。朝の当院の駐車場では、地上すれすれを飛び交うツバメ達を多く見かけます。
都会では季節の移り変わりが曖昧になりつつある昨今ですが、緑豊かな当地域では、草花の開花とともにツバメのような渡り鳥の到来はその時期を知らせてくれます。
そしてアジサイの季節がやってきます。
あじさいにも「開花前線」があり、標本木の真花が2〜3輪咲いた日のことのようです、桜と同じですね。
5月の終わりに九州南部で開花が始まり、6月から7月にかけて西日本・東日本を北上し、8月中旬には北海道北部に達するのが一般的だそうです。
いよいよ当地域でも開花するでしょう。傘を持ってつばめを見ながらアジサイを愛でる・・・そして季節を感じ森林浴・マイナスイオンでリフレッシュなんて風流ですね。
通勤・通学のひと時に少し歩みを止め想いを巡らすだけでも豊かな一日になりそうです。
さて今日も・・・・・・
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