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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2021/10/25 

Vol.242  「コロナと食料 考」

執筆 院長 小林真哉

ウィズコロナ下の生活様式の変化は様々なところに出ているようです。
諸外国ではロックダウンとなった都市が多くあり日常生活にも多くの支障が出ました。日常的な買い物もままならず、いかに食料を無駄にしないで上手に料理し消費するかに知恵を絞る必要が出てきたのです。
食料の廃棄問題では、世界で生産される食料の全体量の30%を占める13億トンが毎年廃棄されていることを国連食糧農業機関が報告しています。そんな状況下、個々ができることとして食料廃棄を妨げるための様々なアプリが最近利用されているようなので紹介します。

Too Good To Go:ヨーロッパで、2000万人を超える利用者があるといわれている「反・食料廃棄」アプリでお店やレストランで賞味期限ぎりぎりの食品が破格の値段で購入できるというシステムです。お店側も、賞味期限切れの商品を破棄せずに済みます。

Ecofood Prime:イタリアで開発された「食を無駄にしないこと」消費者、生産者、販売業者の共通の想いが込められたソフトです。登録をすると、最寄りのお店やレストランから賞味期限が近い食品、外観が悪く売ることができなかった食材などなどの情報が得られます。配送サービスもありロックダウン中のイタリアでは店舗の前に並ぶことを回避するためには役立ったそうです。

Last Minute sotto Casa:自宅の周辺で賞味期限が近付いている食材の購入可能となるアプリです。とても便利でいいように思います。


と、外国のアプリばかり紹介してきましたが、昨年ぐらいから日本にもいくつものアプリが出てきているようです。
普及度合に関してはまだ勉強不足ですが、ウィズコロナの時代、食べ物に対する考え方も変わりつつあります。

ちなみに私はフードロスを避けるために、足助病院売店内の賞味期限切れ間近の商品を積極的に大人買いしています。
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