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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2021/11/18 

Vol.249  「いいスポーツ」

執筆 院長 小林真哉

ウィズコロナのご時世、運動不足は個人的にも社会的にも問題です。
私自身この一年半、サックス練習の体幹トレーニングと深呼吸による吹奏を運動と称してごまかしている以外は運動らしい運動をしておらず、ちょっとした動きでも、明らかに体が硬く柔軟性が失われているのを実感します。
このコラムを契機に日常的・継続的な運動負荷を考えなければ早々、ロコモーティブシンドロームになりそうです。気軽に楽しくできる〝いいスポーツ〟は何だろうと想いを巡らせていたら耳に入ってきました。

「最近はいいスポーツがはやりです。高校によっては正式な部活動として認めています。」
「ん? 部活動は当たり前でしょう。いやいや、esports(イースポーツ)か!」

皆さんご存知ですか、〝eスポーツ(esports)〟とは、エレクトロニック・スポーツの略で、電子機器を用いて行う娯楽、競技、スポーツ全般を指す言葉であり、コンピューターゲーム、ビデオゲームを使った対戦をスポーツ競技として捉える際の名称です。1980年代にコンピューターゲームが誕生し、各種ゲームが進化する中2000年にはesportsという言葉が誕生していたようです。現在では世界で1億人を超える人が参加し、プロもいて各種団体や大会があります。

スポーツ?に違和感がある方もお見えだと思いますが、スポーツの語源はラテン語の気晴らし・楽しむ・遊ぶとの意味を持ち、ゲームをして楽しく過ごすことがスポーツと認識され命名されました。で、エレクトロニック・スポーツです。

〝eスポーツ(esports)〟には瞬時の判断や細かい操作等が必要とされます。
五十路を越えてからも色々なことに挑戦し続けている私ではありますが、眼の疲れ・肩こりはなんともなりません。高速に変化する画面を見ながら刺激的な効果音を聞きながらの挑戦には食指が動かないのが現状です。
むしろ、デジタル将棋でじっくりリモート対局するのが理想的です。

とはいえこのままではロコモーティブシンドロームまっしぐらですので、
〝いいスポーツ〟を早々に見つけ始めたいと思います。
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