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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2022/02/07 

Vol.269  「ワクチン予約 景」

執筆 院長 小林真哉

昨年のコロナワクチン事業は予約の段階から混乱して皆様にご心配をかけました。
何しろ、やることなすことが初めてでしたのでワクチンの注文から接種場の設営・人員配置、ワクチンの管理等やること満載でした。
その中でも利用者の皆様が特に気をもんだのがなかなか取れないワクチン予約だったと思います。専用回線を引いての電話予約システムを整えたのですが、回線の混雑が半端ない状況が長く続きました。

私の外来でも以下のような会話が繰り返されていました。

私: 「コロナワクチンの予約とりました?」
患者さん:「院長、何言っとるの! 電話が通じないじゃないよ!」
私:「ごめんね。そんなにかけてくれたん?」
患者さん: 「100回は掛けたかな!」
待合で私は100回、私は150回との電話の回数のお話で盛り上がっていました。
以後、職員と共によりストレスのない予約システム構築を勉強してまいりました。

2022.1.24から始まった足助病院での個別接種に関してはWeb予約システムを導入し利用者さんの利便を高めております。まだまだ、お待たせすることがあることがありますが、職員一同頑張っておりますので温かいお目でよろしくお願いします。
先日の外来でこんな情景に出会いました。

私: 「ワクチン予約しましたか?」
患者さん:「電話予約しようとしたけど繋がらなかったよ。でも、若い連れにパソコンでとってもらったで、当日はよろしくね」
私: 「そうですか良かったね。お孫さんに頼んだのかな?」
患者さん:「うんにゃ、近所の衆だわ」

どうにも、電話が通じなかった私の患者さんが82歳で、お願いした衆は76歳だったようでした。ハイテクに通じた若い?衆がお手伝いしてくれたようです。

人生100年時代です。80歳からパソコンをはじめても20年間楽しめますね。
足助病院もそんなニーズに応えられる脳いきいきプログラムがあってもいいかもと職員
と話し合うネタとなる出来事でした。

当院のホームページからのワクチン予約もご利用ください!

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