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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2022/03/14 

Vol.279  「寒暖差疲労」

執筆 院長 小林真哉

桜の開花予想が話題になるシーズンとなりました。
2022年は熊本と宇和島が最初と予想されており20日です。
愛知県は3月23日となっていますが昨年は3月17日とかなり早かったです。各種の合格発表も進み桜の開花とともにいよいよ春本番です。

当院でも多くの新人・新赴任の職員を迎えます。新しいスタートを切るにあたり最も大切なことは心身共の健康です。冬から春になりとても気持ちのいい気候となり体調も気分も上がりますが気をつけておかなくてはならないのが表題の“寒暖差疲労”です。
かつてのコラムVol.4「56.3℃と56.9℃」で各地域での季節ごとの気温差に触れ、1年間での気温差も体に影響するとのお話を掲載しましたが、今日は24時間のお話。

3月のこの時期は1日の気温差が最大20℃近くなることがあり注意が必要です。
温度差は7度以下が良いとされていますので、体感温度調整のため薄手の上着を有効利用することが肝要です。ちなみに3月10・11日は朝方冷え込んでいて、最高気温が18℃近くまで上がったため気温差も20℃近くとなりました。

“寒暖差疲労”とは、気温差が大きいとその変化に体がついていかず体調を崩すことを総称します。典型的な症状としては、頭痛・めまい・肩こり・全身倦怠感・食欲低下等がみられます。更に、イライラ・不安・落ち込みなどの気持ちの症状も出ることがあるので注意が必要です。

自律神経が体温の維持に重要で体温を下げる時は血流を活発にして発汗し熱を下げます。上げる時は血流を緩徐にして毛穴を閉じて体温を上げます。心身を活発にする交感神経とリラックスさせる副交感神経のバランスをとりながら健康を維持します。副交感神経を優位にし、心身を疲労から回復させるのに良質な睡眠は必須なのでいい睡眠をとれるような生活習慣に心がけましょう。

おっ、 今日はホワイトデーですね!
皆さん、ホワイトデーが日本発祥の風習ということをご存じですか?
1980年に全国飴菓子工業協同組合が3月14日を「ホワイトデー」と命名したそうです。「白は純潔のシンボル、若者のさわやかな愛の象徴」ということで、ホワイトデーという名称になったそうです。

さて、爽やかな笑顔でお返しを・・・・・

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