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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2022/03/28 

Vol.282  「無電柱化」

執筆 院長 小林真哉

かつてコラムVol.246:電柱で触れた内容の繰り返しではありませんが、2022年3月某日の当院事務所内の出来事からです。形から入るタイプに属する私は、来客を迎えることも多い院長室にはそれなりの風度(コラムVol.60:風度)を醸し出す様にフォーマルシックに仕上げ、適度な緊張と落ち着きを有する上品な格調としてあります。

以前より、施設課職員に
「院長室に来訪される方々が通る事務所の中は整理整頓し環境を良くしてください」とお願いしてあります。当院の管理棟は旧病棟をリフォームして使用してありますので色々と我慢しなければならないことがあり、その筆頭が、事務所の天井から配線される電源コード・LAN配線コードの束でした。いくつもの束が天井から降りてきているわけですので景観がいい訳がありません。予算的なこともあり我慢して参りましたが、いよいよその工事が施工されたわけです。いわば、病院管理棟事務所の無電柱化ですね。

無電柱化については、防災に関連して前述のコラム(Vol.246:電柱)で詳細に触れていますので是非、ご参照ください。ちなみに愛知県のホームページによると、管理道路における無電柱化率は0.7%で道路の総延長は4627㎞中約32㎞ 、緊急輸送道路における無電柱化率は1%で総延長は1533㎞中約21㎞(2021年3月現在)です。
ここでも、最大限に優先される事項は災害時の幹線道路の安全のようです。

話は戻って事務所の施設工事の件です。翌日は職員皆、楽しそうに対向型(島型)レイアウトを再編して忙しくしておりました。事務作業的にも職場環境は大切です!
かつて、受験勉強をする際に机上を片づけたり、照明を変えたりした経験はありませんか?環境を変えるために自習室を利用したり、図書館に通ったりもしましたね。
私生活においては、マメに引っ越しをして環境を変える方もみえます。

オフィスデザインには大きな意味があります。職員の満足度が上がりモチベーションが上がります。コミュニケーションが活性化され生産性が向上します。最大のメリットは、ともにアイデアを出し合い構築し作業を手伝うことが一体感を高めるのです。

2022.4.1金曜日から院長4年目の新年度が始まります。
私の院長室からの見渡せる無電柱化で明るさが増した事務所には“想い”を抱き、“働く”(コラムVol.276 働いて仕事する!)多くの職員を見ることができるのです。      

We can do it!

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