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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2022/04/07 

Vol.285  「フェイクなミート」

執筆 院長 小林真哉

フェイクニュースは皆さんよく聞く言葉かと思います。
今日の話題はフェイク(偽)なミート(お肉)のお話です。

フェイクミートとは肉に風味や見た目を似せた、植物性タンパク質でできている食べ物のことであり現在各国で市場が拡大しています。

拡大するにはいくつかの要因があります。

1:純粋に動物愛護の観点(家畜の飼育状況等が問題なようです)
2:動物の資料における水質汚染および森林伐採等の土地利用等の環境の観点(コラムVol.228のような牛さんのげっぷによるメタンガス問題など)
3:個々人の健康維持の観点(なんとアメリカでは一年間に500億個のハンバガーが食べられているそうです、肥満等の生活習慣病が危惧されますね)
4:少し趣深いのは食の不均衡の観点です。何の不均衡化と言うと大豆のうち9割が家畜の飼料に充てられ大豆や穀物を育て、家畜に与え、精肉し、一部の人しかそれを食べられない現状は効率が良くなく不均衡であるということです。世界的には飢餓で苦しむ人々がいるのにうまく流通せず行きわたらないということですね。世界的に問題となっているフードロスにも通じます。全世界で食物生産の1/3にあたる13億トンが毎年破棄されるそうで、その量はなんと東京都民1300万人の1年間消費量に匹敵するようです。

さて、今週末はMバーガーのソイバーガーに挑戦してみますかね!

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