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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2022/04/14 

Vol.287  「〒」

執筆 院長 小林真哉

皆さん、とても身近で慣れ親しんだ記号です。
〒は日本人なら誰でも瞬時にわかる郵便局のマークです。しかし、どのようにして〒になったのでしょう。
そう言えば遥か昔に社会科で約150年前の1871年(明治4年)に最初の郵便の仕組みを日本近代郵便の父:前島密さんがつくり、1円切手に載っていることを勉強しましたね。当時、郵便局という名はなく、逓信省という官庁が郵便を扱っていたので逓信省の頭文字である「テ」をモチーフにし、〒が生まれたと説があります。
更に郵便に関連するマークといえば、顔郵便マークや顔郵便マークに胴体や手足がついているナンバー君、ポストン(1998年2月に誕生)が居ます。イラストを添付しますので確認してみてください。
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ちなみにこの〒マークは日本のみでしか通用しません。
ドイツなどのEU圏では郵便馬車の合図に使われたホルンがマークです。アメリカにおいては郵便ポストそのものが青なので注意が必要です。
平成28年3月には、TOKYO2020 オリンピック等を視野に、地図に記載する地名等の英語表記ルール及び外国人向け地図記号15種類を決定発表されています。郵便局も✉へのイメチェンが図られています。コンビニはサンドイッチと牛乳でしょうか?おにぎりとお茶ではなかったようです。空港はスマートな飛行機に変更されています。変更されたマーク15種類のイラストを添付しておきますので見てみてください。
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世界的にコロナが終息して、海外出張先から絵葉書をホルンマークのポストや青色のポストに投函する日が早く来ることを想うコラムとなりました。
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