ユニコーンと言えば、噂には聞くが誰も見たことがないというギリシャ神話に出てくる、額の中央に一本の角が生えた馬に似た伝説の生き物のことです。
今日は経済の世界でのユニコーンのご紹介です。時価総額が10億ドル以上で、未上場のベンチャー企業のことを「ユニコーン企業」といいます。
ユニコーン企業とされる具体的な3条件は、以下の3点が挙げられます。
・企業価値(推定時価総額)が10億ドル以上
・創業10年以内
・非上場
命名の由来は、将来有望で、企業価値が非常に高く、創業間もない企業そのものが希少なため、ギリシャ神話に出てくる伝説の一角獣(ユニコーン)の名前に例えられたとされています。米国のシリコンバレー発祥で、世界中で使われるようになっています。巨額の富をもたらしてくれるので、投資家にとっては幻想のように希少な存在な訳です。
日本では、1000億円以上の評価の未上場企業がユニコーンに該当して以下のような企業が有名です。
・スマートニュース(SmartNews):日本と米国における利用者数は月2,000万人で、世界で4,000万以上ダウンロードされているニュースアプリ企業です。皆さんご自分のスマートフォン確認してみてください既に入っていると思います。
・メルカリ:いわずと知れたフリーマーケットアプリの「メルカリ」は、上場しユニコーン企業を卒業しました。当然、フェイスブック社やツイッター社も、かつてはユニコーン企業でした。
ユニコーン企業まであと一歩という「NEXTユニコーン」と呼ばれる企業に
・Sansan :(AIで名刺を資産に変えるクラウドサービス提供)
・ビズリーチ :(ハイクラス求人を主に扱っている転職サイト)
など日本にはいくつもあるようです。なんだかCMで見たり聞いたりしたことありますよね。奇しくも上記2社は人材を扱う企業ですね。組織力はヒトです。
全ての企業が幻から現実になるまでに大変な努力を重ねているのだと思います。結果はもちろん大切ですが、夢に向かい邁進するそのプロセスこそが必要なのですね!
皆様の耳元にもユニコーンの蹄の音が・・・ 精進!