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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2022/05/16 

Vol.295  「金か銀か」

執筆 院長 小林真哉

2022年のゴールデンウイークも終わりました。充実した日々をすごされましたか?
ちなみに、2022年(令和4年)のシルバーウィークは、
2022年9月17日(土)~2022年9月19日(月)の3連休と
2022年9月23日(金)~2022年9月25日(日)の3連休です。

昨年、今年と開催されたオリンピックは参加することに意義があると言われていますが、どうしても順位を争う競技の性質上、1位になるか2位になるかは競技者本人を含めて周りは気になるものです。その証がメダルなので金銀かの違いは大きい訳です。

本日のネタは金・銀の使い方についてといたしました。日常生活の中で、金銀の使い分けは何気に行われています。幾つか挙げてみます。

そもそもお金を扱う業態は金行ではなく銀行ですね。なんとも当たり前のお話のような気がしますが、改めて考えると「金じゃないのか?」となります。どうも金行でないのは、命名した時代、銀貨の流通が多かったからという説があります。
ちなみに、銀行のトップを「頭取」といいますが、由来は雅楽の首席奏者を指す「音頭取り」から来ているというお話や、普段から使い慣れている通帳も昔の決済システム(年に2回まとめて払う掛け売り・掛け買い方式)に使用した帳面:通(かよ)い帳から来ているという小ネタもあります。

お洒落なところやはやりの場所は銀座であり、○○銀座と通称されます。金座といいませんね。枚挙に暇がありませんが、なかなか趣深いものです。

貴重な価値を持つ言葉は金言で銀言ではありませんね。
「沈黙は金、雄弁は銀」とは、沈黙を銀より高価な金に例え、「説得力のある言葉を持つことは大事だが、黙るべき時を知るのはもっと大事である」と表現した金言です。

なんともコミュニケーション・ディベートの妙を現した正に“金言”ですね!

※ディベート:特定の論題について、異なる立場に分かれて議論をする手法

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