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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2022/06/20 

Vol.305  「モックアップ」

執筆 院長 小林真哉

病院運営上、如何に分かり易く自らの考えを伝えるかが肝要なので、基本三つの要項にまとめて簡潔に提示するようにしています。
足助病院の理念や運営方針はその方針で作りました。
とは言え、院長の頭の中にある考えを伝えるためには、より効率的で密なコミュニケーションが必要です。ソフト面では普段からの顔の見え、距離の近い関係性が最も大切と想います。ハード面では視覚に訴え、琴線に触れる文言・画像が必要です。と考えを巡らせている中での今日のお題〝モックアップ〟です。

モックアップ (mock-up) とは、英語で「実物大模型」や「モデル」を意味します。本物にそっくりだけど実際には使用できないスマホを携帯ショップで見たことありますね、外見が本物のように作られた見本のことです。

私自身は職員に日常的に以下のように指示することがあります。
『〇○君、先程の案件とりあえずプロトタイプの段階でいいから提示して!』

プロトタイプとは完成前の荒削りの原型や試作の段階のもののことです。
物づくりの世界では、アイデア➾スケッチ➾ワイヤーフレーム➾モックアップ➾プロトタイプ➾完成品となる訳です。

※ スケッチ :アイデアを描きだす工程
※ ワイヤーフレーム :前工程で検討したスケッチの構成部分

組織運営も同じです。私自身の役割はこの医療圏で足助病院の存在意義・使命・役割を如何にイメージ(アイデア)して、具現化していくかにあります。
そして、その対価は地域住民の方々の感謝と信頼という果実で我々職員にもたらされ次なる高みへのステップアップに繋がるのです。

私自身が職員により良いプロトタイプを要求するのなら、更に良いモックアップが提示されるのが道理だなと考えます。そして、職員自らのアイデア➾スケッチ➾ワイヤーフレーム➾モックアップ➾プロトタイプが次々に提示される
院長室で執務する日が近い事を実感している今日この頃です。

We can do it !

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