「今日のコラムはなんじゃ?ソースはなんとなくわかるけど・・・」なんて思っていただければつかみはOKです。
先日、コンビニでランチ目的の総菜パンを物色していた時のことです。
「おいしいよ!食べてみて!」と語りかけてくるコッペパンにコロッケを挟んだシンプルないわゆる“コロッケパン”に目が留まりました。
「よし、今日はこれに決まりだ」と商品を手に取り会計をすませ、昼食時に改めてカロリー確認もかねてラベルをチェックした時です。
どこからどう見ても昭和を彷彿とさせるシンプルなコロッケパンの下に“Croquette with Sauce”と表記されてあるではありませんか。
そんなわけで、今日はこの辺りを掘り下げてみます。
そもそもコロッケの語源が日本語でも英語でもないのです。
フランスのcroquette(クロケット)が起源で、このクロケットがコロッケと呼ばれるようになったという説があります。ちなみに、croquetteはフランスで誕生したといわれる揚げ物料理で野菜やお肉、魚といった具材を細かく刻み、ベシャメルソースと混ぜて円盤状や俵型などに形成し衣を付けた揚げ物です。つまり、日本のコロッケは呼称の変化だけでなく、料理自体も独自に発達したので様々な種類があるのです。
日本ではコロッケは主に茹でたジャガイモを潰したものを主体とし俵型や小判型に丸め、小麦粉、卵、パン粉を衣としてつけ、多量のラードや食用油で揚げたものと定義されているようですが、とはいえカニクリームが主体でもカニクリームコロッケではありますので一概には言えませんね。
と、いろいろ調べてみましたが結論はただ一つ!
「旨かった!」ということでした。
私自身が豊田市役所出張の帰りにお土産に購入する“M丈”のコロッケは、職員のおやつに大人気であっという間になくなります!