〝コラムVol.161冬将軍〟でナポレオンについて触れましたが、今日はその名を冠したお魚のお話です。
「ナポレオンフィッシュ」は日本でもダイバーのあいだや水族館で人気の魚です。
和名は「メガネモチノウオ」で目の後方の二本の模様が江戸時代のメガネの耳にかける「つる」のようなので命名されたようです。
漢字表記は「眼鏡持之魚」。
亜熱帯の透明な綺麗な海で優雅に泳いでいるフランスの英雄ナポレオンの被っている帽子に似た張り出した頭部を持った姿が思い出され、なんとなく鑑賞様の魚かなと思っていましたが、私自身は食べたことはありませんが、白身で脂がのりとても美味しいそうで中華料理では高級魚として珍重されているようです。皆さん旅先等で食されたことが御有りでしょうか?
人気の魚ということでインドネシアでは、養殖が行われているそうです。
ところが、新型コロナの影響でいつもは香港から買い付けに来る船が来ない事態になっているというニュースを目にしました。
どうやらコロナで香港の外食需要の低下 ⇒ 魚の需要減少 ⇒ ジャワ島で養殖魚の輸出止まる ⇒ 養殖で生計を立てていた島民の失業という構図のようです。
地球上は様々な分野でつながっているのだな、コロナによる経済的影響はいろいろなところに出ているのだと改めて考えさせられました。