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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2022/11/21 

Vol.343 「シャドーイング」

執筆 院長 小林真哉

足助病院の運営方針の3本柱の1つに教育があります。

医療機関なのに教育?と、疑問を持つ方もお見えになるかもしれませんが、
対象は医者の卵から始まり、当院職員、未来の医療従事者、未来の足助病院職員と幅広く、更に地域の方々への様々な啓発活動もこの柱の大切な構成軸です。
私自身は以前から大学関係者や先輩・後輩医師とコラボして〝足助医学舎〟という学びの場を展開し、様々な年代・業種の医療従事者と共に足助病院というフィードを活用させていただきで運営し、共に学んでいます。

この学び舎の中で最も大切にしているのは医療人としてのEQ(エモーショナルクオーテーション:情状知能指数 人としての深み)です。
IQ(インテリジェントクオーテーション:医療者としての専門知識)が高いのは当前ですが、EQを醸成する礎になることを最重点課題としています。
特に若くして〝先生〟を言われる我々医師にはとても大切なことです。
若かりし私を御存じの方々は「小林!大人になったな~」かもしれませんが・・・

今年も足助医学舎2022を、夏休みを利用して開催し我々臨床家のみならず、医学教育専門医師も参画し、患者のシャドーイングという企画を運用しました。

シャド-ウイングは、ロールモデルの後ろを影のようについて同行し、半日~数日という時間経過で現場経験を学ぶため、対象の行動や言動、態度、現場の雰囲気などを学び、「医療人として働くことについて」の気づきに重点があります。

今まで足助医学舎は、ベテラン医師や専修医・研修医にシャドーイングして業務と経験してもらうことの重きを置いていましたが、患者さんにシャドーイングすることは学生にとってとても有意義で、良い反響が多くありました。
対象となっていただいた患者さんも、いろいろお話をして楽しまれたようで、予定時間を超過する学生達がいました。

私自身も様々な方をシャドーイングして、成長してきた訳ですが、当然、その中にはいわゆる反面教師と言われるような方もいたような記憶があります。
私自らがシャドーイングの対象となる場面も多々ありますが、決して反面教師とならぬように日々精進を欠かさぬことを心掛ける、いい機会となりました。

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