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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2022/12/19 

Vol.351 「旅と夢」

執筆 院長 小林真哉

ついに終わってしまいました、サッカーの夢の舞台カタールワールドカップ。
熱心なファンもにわかファンも入り交じり大いに盛り上がりました。
日本代表サムライブルーもベスト8には届きませんでしたが、新しい景色を見せてくれました。
今回の大会はABEMA(インターネットTV)が全試合放送し、試合の開始時間がAM 0:00とAM 4:00であり業務中の放送は無く、綿密な睡眠時間管理の元、ほぼすべての試合を見ることが出来ました。
当院は院長室の横に事務所がある構造なので、いつまでも帰らない院長や朝3:00からつく院長室の灯りを大会期間中、職員は見かけたことでしょう。

日本代表の活躍は素晴らしいもので、死のグループと言われた強豪ひしめく
Eグループで優勝経験国のドイツ・スペインを破り首位通過しました。
監督の差配の妙と選手の献身的な活躍と奇跡的なゴールで、しばらくは様々な媒体で余韻を楽しめそうです。
一次リーグ・決勝リーグの戦いはどの試合もすばらしいものばかりでした。優勝決定戦は延長戦・PK戦の激闘の末にアルゼンチンが優勝し、メッシ(アルゼンチンのスーパースター)は神になりました。

大会運営もさすがにお金をかけてあるだけあって、ゴージャスなスタジアム・空調システム・美しい芝や主審・副審以外の「ビデオアシスタントレフェリー」(VAR)という映像を基に判断を下す判定システムの導入と技術の粋が集められていました。ちなみに大会費用の総額は〝31兆円〟と桁違いでした。

さて、本日のコラムの題の〝旅と夢〟ですが、試合で使用された公式球の名前です。カタール大会ではアラビア語で「旅」を意味する「アルリフラ」が使用され、準決勝と決勝では「夢」を表す「アルヒルム」になりました。ゴールドをベースカラーにえんじ色で彩られたデザインで、ドーハの砂漠やカタールの国旗、優勝トロフィーから着想されたそうです。環境面を考慮し、水性インクと接着剤のみを使用して作られているようで、かつての白と黒の手縫いのサッカーボールは過去の物となりました。
次回26年大会は、米国、カナダ、メキシコでの3カ国共催です。今からとても楽しみなのですが、出場枠が48へ拡大して運営方法も変わります。
1次リーグは3チームずつ16組に分かれて組上位2チームの計32チームが決勝トーナメントに進出するようです。問題なのは総試合数が64→80に増加するのに大会期間は現行の32日間のままです。1日2試合のペースでの観戦では消化できず、流石に全試合制覇は難しいかもしれませんがどうなるでしょう・・・

アル・リフラ: 旅; リーグ戦での公式球
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右:アル・ヒルム: 夢 ; 準決勝・決勝での公式球 
後:ルサイルスタジアム:決勝戦で使用 8万人収容
中央:ワールカップトロフィー:純金製で約6kg
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スタジアム空調
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