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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2022/12/22 

Vol.352 「人手不足」

執筆 院長 小林真哉

秋の一円玉天気(コラムVol.148:一円玉)の気持ちのいい昼下がりの出来事です。
何やら早川名誉院長がジャージに長袖と長靴で何やらごそごそされています。
パティオの畑で作業かなと様子見に院長室より休憩がてら散歩です。

早「おっ、院長! 研修医が忙しすぎるのじゃないか?」
小「そうですか、今、病棟も患者さんが多いのでバタバタしていますかね。
大きな救急は来ていないと思いますけど・・・何か人手が必要でしょうか」
早川先生、ミニバンの前で研修医と専修医とともに熱心にクワやスコップの選定と段取りのミーティングです。
小「ん? 収穫に要する人員ですか?」
早「そうだよ! 今から里芋堀りに行くのだから!」
研修医も専修医も楽しそうに長靴に履き替え準備万端です。

これも一つの足助病院ならではの地域医療研修の一環ですね。
健康寿命・幸福寿命延伸に大きく貢献している地域の方々の畑作業をお手伝いして語らい収穫のおすそ分けを頂き、それらをまた〝贈与の広場〟で供与する。
地域の方々の想いの伝播のお手伝いです。

そうしている間に、会議から病棟へ帰る可愛い看護師チームが
看「早川先生~ 何してんの・・・」
小「イモ堀りに行くらしいわ!」
看「おイモ! おイモ! 欲しい! 欲しい!」
早「おお、わかった、わかった、段ボール用意して待ってなさい」

何ともほのぼのした足助病院の昼下がりの一場面のご紹介でした。
こんな素敵な病院の院長をさせていただいていることに感謝!

ちなみに、さといもは縄文の昔は主食であったといわれ、お米より古い作物でのようです。
名前の由来は、山いもが山で取れるに対して、里で栽培される
おいもさんなので里いもだそうです。
以上、豆知識でした。

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