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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2023/01/05 

Vol.355 「雲外蒼天」

執筆 院長 小林真哉

令和5年、新年明けましておめでとうございます。
今年も院長コラムをよろしくお願いいたします。

今年職員に向け掲げたスローガンは、〝試練・努力・結果〟を改めて見つめ直す
『雲外に蒼天あり』です。

院長就任1年目は〝降り注ぐ想いで人々の心を波立てたい〟との想いで自らおよび当院の存在を再確認する作業、2年目は〝共想し共創する〟と病院運営に欠かせない人材の礎造り、就任3年目は〝自他を想う〟自他一如の精神で職員と共に粘り強く誠実に業務遂行することの尊さを再確認し自他ともに人財として成長する年に、そして就任4年目は〝らしくあらん〟と降りかかる困難に同志と共に対峙・対処する年でした。
その間に身に沁みた〝雨降って地固まる〟。
言い古された言葉ではありますが、超えられない困難はなく超えたその先には素敵な人生の扉が開くことを感じた貴重な1年間でした。
就任5年目となる今年も運営方針の3本柱、終の住処の実現・教育の場の提供・防災活動に軸足をおいた病院運営をぶれずに邁進し、経験した四年間を礎に〝想う医療〟をという究極のホスピタリティーを提供する年としていきます。

今年の干支は「癸卯(みずのとう)」です。
「癸」は物事の終わりと始まりを意味すると春の間近でつぼみが花開く直前であるという意味をもつとされます。
「卯」は春の訪れを感じさせ字の形から門が開いている様子を連想させ、冬の門が開き飛び出るという意味があります。
結果、癸卯は努力が開花し結実するといった縁起のよさを表すわけです。
長い耳で福を集め跳びはねるうさぎのように飛躍して素敵な年になるよう、昨年来の試練を糧に飛躍できる年にしていきます。

昨年は第7波を乗り越えるが出来ましたがいまだ油断できない状況が続きます。
第8波以降に備えて医療体制・ワクチン接種体制の充実に取り組み、職員一同、個々の意識・行動に気を引き締めて病院運営をして参ります。
令和5年最初のコラムは皆様のご多幸を願う新年のご挨拶とさせていただきました。

今年もよろしくご支援の程お願いいたします。


令和5年 新春  足助病院長 小林真哉

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