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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2023/01/12 

Vol.356 「雲外蒼天(うんがいそうてん) Vol.2」

執筆 院長 小林真哉

年始コラムの令和5年の足助病院職員向けスローガンですね。
「少々お堅い?」
「なんて読むのだ? 意味はなんだ?」
等々、色々と話題にしていただければ幸いです。
昨年のスローガン〝らしくあらん〟のようにGoogleでの検索エンジンでのNo.1を目指しておりますので・・・

私の大好物の天気になぞらえた言葉が世には数多く存在しています。
〝雲外に蒼天あり〟 (うんがいにそうてんあり)
分かりやすく解釈すれば、試練を乗り越えた後には素敵な青空がある、どんな試練でも、努力して乗り越えれば快い青空が望める という意味です。

同意義語の「開雲見日」や「撥雲見日」「止まない雨はない」といった言葉は目の前の不安が払拭され将来に希望が出てくるという意味を持ちます。
3語とも、雲が開けて日の光が見えるという意味から派生し、心配事が消え去って希望が見出せるようになることを表しているのです。

ちなみに対義語としては、「五里霧中」「暗雲低迷」「前途多難」「お先真っ暗」などがあり、先が見えずに辛い状況やその困難を表す言葉です。
あまりそのような境遇には立ちたくはありませんが、人生いろいろですよね。

そして、そのような状況に追い込まれた時に試されるのですね、日頃の準備、行い、そして令和4年最後のコラムでも触れた〝じゃないほうを選ぶ〟
覚悟と嗅覚が必要とされるのです。

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