早川先生の釣りコラムに触発されたわけでもありませんが、私の趣味の一つのSAX(サックス)について、少々ご紹介してみることにいたします。
院長就任以来、院内や老人保健施設等の様々なところで演奏をさせていただいておりますが、結構質問される素朴なものがあります。
聴衆「先生~ なんだ~ そのラッパ どうやって音が出るんだん~」
私 「ラッパ? 少し違うのですよ。サックスという楽器ですよ。」
そもそも、ラッパ(喇叭)は円錐形金管楽器の呼称で楽器に直接唇を当てて息を吹き込み、唇の振動する音を金属管で増幅して吹鳴する楽器の総称です。
皆さんが想像する金管楽器の代表がトランペットであだ名がラッパなのです。
サックスは、素材は金属の真ちゅうがベースで金管楽器のイメージですが、リードという葦を削りだした部材の振動を増幅して吹鳴する木管楽器です。
ちなみに表面を金メッキや銀メッキ、プラチナ加工を施しますと音色も外観も変わりますが、お値段そのままとはいかず跳ね上がります。
サックスは、発明者のアドルフ・サックスから名付けられています。ベルギー人のアドルフ・サックス(1814~1894)は、木管楽器と金管楽器の良さを生かした楽器を考案しました。
元々、金属(真ちゅう)で作られましたが、発音原理からクラリネットやフルートと同様に木管楽器に分類されました。
現在、音程の高い順に、ソプラニーノ、ソプラノ、アルト、テナー、バリトン、バスの6種類があります。私の愛用のサックスはアルトです。
基本的に、吹込管(ネック)、二番管、U字形の一番管(U字管)、丸く開いている朝顔管(ベル)の4つの部分から成り管体にトーンホール(音孔)が25個あります。1つのサクソフォンを構成するパーツの数は約600にもなります。
如何でしょうか? 少しお分かりいただけましたか?
皆様も楽器屋さんでお手に取ってみてください。適度な重量感が充実感をもたらしますよ。
そして、サックスを持って鏡に映ってみてくださいな。
何とも「かっこいい!」ではありませんか。(笑・・・)