ある日の院長室での会話です。
私「秋の学会でホテルのブッキングのミスがあり危うく野宿するところでした。なんでも人任せではいけませんね。自分で確認しなくては・・・」
H氏「そうだよ、言葉の通じない外国だったりしたら大変なことになるよ」
私「そうですよね、気を付けます。」
H氏「僕も最近ダブルブッキングの憂き目にあって家族から総スカンだったよ」
私「旅行業界もコロナ禍での需要激減からの回復期と全国旅行支援事業が重なり、人員が少ないうえに業務量が激増して大変なのでしょうね。
病院運営も似て非なるものがありますね。なんだか身につまされます」
H氏「いや、相手方のそういった訳でもないのだが・・・」
私「へっ?どうゆうことですか?」
以下がH氏のダブルブッキングの顛末です。
H氏「実は家族と温泉旅行に行こうと思い、インターネットの旅行サイトで〝美味しいお魚の夕食プラン〟を予約したつもりだったのだが、後日、どうしても
〝馬肉プラン〟にそそられて同じ温泉宿のそちらを予約した訳よ。
ただ、旅行自体は数日前からの体調不良で泣く泣く予約キャンセルとなってしまったのね。
そしたら、旅行当日にだよ!夕刻に旅館からご丁寧な電話連絡が来たの!」
旅館「H様、あとどのぐらいで当館にお着きになられますか?
当方の地元の美味しいお魚料理が出来上がっておりますが・・・」
H氏「えーっ キャンセルちゃんとしたはずですよ・・・」
旅館「ええ、後からご予約された馬肉料理はキャンセルされておりますが、お魚の方を御所望では・・・お客様?」
H氏「えっ、馬肉はキャンセルしたがお魚が残っていたか・・・ありゃ
すんません 今日はとても行けませんのでそちらもキャンセルでお願いします」
と私の前には、饒舌に自らが招いたダブルブッキングについて嬉々として語る、我が尊師・早川先生=H氏が微笑んでおりましたとさ・・・
私「早川先生、一度、頭のMRIを受けますか? 笑」
早川先生「ん・・・? いや 勘違い・勘違い! だぞ!」
皆様、勘違い・早とちり・思い込みには気を付けましょう。