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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2023/03/02 

Vol.369 「やきいも」

執筆 院長 小林真哉

病院内の売店は患者さんと職員にとってなくてはならないものです。
入院中に必要な心を癒す嗜好品のみならず、介護用品等とても大切な商品を扱ってくれています。
職員にとっては、昼食やコーヒー・おやつなど休息にかかわる重要なパートを担ってくれています。
売店内で早朝より焼いてくれているパンやレジ前に鎮座する饅頭・羊羹類は人気商品の一つです。

しかし、コロナ禍で密を避ける意味で高校生の病院内への立ち入りを制限したり、院内感染管理上、面会制限したり、通院患者さんの院内滞留時間を短縮する働きかけの為に客足に影響が出ています。
開店時間や曜日の調整などの企業努力がされていますが、病院長としても売店は大切な仲間なのでまめに顔を出して集客にもいろいろ知恵を絞っています。
目玉商品のアドバイス!強要?も時々します。
2022年11月をもって卒業した本格カレーとナンは私と早川先生も試食時に参加し、人気商品となり集客・売上向上に貢献しました。

その他、会議後のお弁当の発注などもすることもありますし、寒い時期は、豚まん・あんまん・カレーまん・ピザまんがあり、私は残業職員への差し入れに購入しますが皆様もご利用ください。
また、売店の店員のお姉さま方とも仲良しで、試食が大好きな○○さんには適宜、放送コードギリギリの表現で栄養指導を行っております。
冬場のおでん提案は衛生管理上の理由で却下されました。
 
そう、コラムの題“やきいも”ですね。
外は気温10度を下回るある日、ホットコーヒーを求めて寄った売店で妙齢のお姉さまに話しかけられました。
「院長先生! ここのやきいもはおいしいのよ! 私、今日二つめなのよ」
【ん? やきいも? 聞いてないな、寒いから試してみるか】
「くせになっちゃうのよね。 先生もどうぞ」
と、にこやかに語りかける妙齢のお姉さまの手にはよく冷えた“焼き芋アイス”が鎮座しているのでありました。
こんな会話に私の心はほっこり温まりました。

流石、健康寿命が長い地域の住民の方です。
冷凍ショーケースを覗くと紫色のパッケージのお芋型アイスクリームが鎮座しておりました。

後日、寒い日に挑戦しようと探した時には既に売り切れておりましたので、
あのお姉さまでしょうか? 
次の納品を待ってトライしてみます。

皆様、病院売店のご利用の方、よろしくお願いいたします。

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