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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2023/03/13 

Vol.372 「ドローンで収穫?」

執筆 院長 小林真哉

かつて、コラムVol.337足助病院ブランディングプロジェクト episode Ⅶで触れたドローン事業の続編です。

豊田市・SkyDrive(スカイドライブ)・足助病院で協業する中、災害支援に加えて我々の得意分野である医療・福祉・介護の現場で有効利用できないかを模索しています。
その一環の物流ドローンによる医療・介護用品・食料品を空輸する実証実験が、2022年9月某日、巴川にかかる橋が自然災害で倒壊した想定で計画されましたが台風のため実際の飛行は延期となっていました。
2022年12月某日、満を期して我々が用意した支援物質を巴川に沿って上空数十mの高さで足助支所から香嵐渓広場までドローンが輸送し、当院職員が応急処置を施行する企画が無事遂行されました。
豊田市長をはじめとした関係各所の方々もお見えになり、取材陣も来ていおり職員は救助の模範演技をし、私も参加の方々に医療監修説明いたしました。
実物のドローンはなかなかの迫力で、プライスレスな経験が増えました。

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世界を見るとドローンの平和的利用の領域も拡大しつつあります。    
農業分野の最新ドローンは収穫前のリンゴを見分けてもぎ取ることが出来るそうです。
日本では広大なリンゴ畑に家族総出で早朝からリンゴを収穫するのが我々の常識ですが、イスラエルでは果物収穫用のドローンなるものが開発中のようです。
高度なAIやセンサーやカメラが熟し方や傷を確認して収穫することができ、既存の地上からアーム等で収穫するロボットに比べ、ドローンによる収穫は高所や枝の裏など回り込んで収穫しなければならない場所へのアクセス性に優れ、取りこぼしなく効率的な収穫作業が可能だそうです。
現時点の収穫ドローンは、リンゴ、オレンジ、アボカドにしか対応していないようですが、これから様々な果実に対応できるようになるでしょう。
いつの日か、足助病院パティオの早川農園のイチジクの実もドローンで収穫できるようになりますでしょうか?

「何を言っとる!私が自分でやります!」とのお言葉が聞こえてきそうな・・

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