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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2023/03/23 

Vol.375 「おとなの社会見学」

執筆 院長 小林真哉

某日の足助病院の第1講義室の出来事です。

14時開始の10分前に参加者20人が整然と着席され、私の登場をお待ちいただいていました。
開始5分ほど前に顔を出すのを常としている私ですが、到着した時には会場は「院長、いつでもどうぞ」の状態でした。
リーダーの方から、「我々は、5分前集合が当たり前ですから」
講演する方も開始前から気合も入り、清々しく気持ちのいいものです。

その真面目な参加者の方々は、足助高校の教員の方々です。
病院から歩いて30秒の近さと生徒・学校職員の健康管理に携わらせていただいている関係から日頃から交流があり、今回は、職員健康管理の観点からの〝がん検診の勧め〟という形の講演の依頼をいただきました。
単なる座学では面白くないので、私の足助病院と自身の自慢話の後は内視鏡室・エコー室・胃透視・CT・MRIなど機械を見ながら当院職員を交えて、院内を移動しながらのロールプレイング形式で講演を行いました。全体を通じて約90分、とても楽しんでいただくことができました。敢えて言わしてもらえば、教員の方々は皆真面目で、当院職員にとっては日常茶飯事の私のブラックジョーク・自慢話へのリアクションがワンテンポ遅れていましたが。(笑)

今回のイベントはいわゆる〝おとなの社会見学〟です。
世の中には様々な社会見学がありますが人気のものを幾つか挙げてみます。

国会議事堂・日本銀行・造幣局・陸上自衛隊市ヶ谷地区・JAXA筑波宇宙センター・夜の工場見学(様々な職域)・JAMSTEC海洋研究開発機構・蔵元巡り・飲料水メーカー巡り・NHKホール・東京証券取引所・JRA栗東トレーニングセンター・・・・・枚挙に暇がありません。

有りますね-たくさん!この辺りをきっかけに様々なところに出かけていく楽しみが広がります。

百聞は一見に如かず ん? 百見は一経験にしかず(参照:コラムVol.149)と身をもって実践している私としてはなんだかそわそわする裾広がりの
〝足助病院おとなの社会見学〟となりました。

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