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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2019/11/28 

Vol.61  「局地風」

執筆 院長 小林真哉

先日、神戸の学会の帰りに六甲山に寄ってきました。
全国的にとても暖かい日で、紅葉が最盛期で山全体が絵画のような様相でした。
今回は学会が主目的の寄り道でしたので、十分な装備もなく眺めるだけでしたが、登山スタイルの方々が多数トレッキングを楽しまれていました。
神戸は新幹線で片道約一時間ですので、近いうちに準備万端で来ようと胸に誓いました。
さて、今日のコラムの題は局地風です。
前々回からの流れ(ペルソナ⇒風度)からの風ネタで、六甲山にかけて【六甲おろし】すなわち局所風の紹介です。
局地風とは、ある特定の地域に吹く強風のことです。六甲おろしは六甲山地から大阪湾に向かって吹き下りる強風のことです(阪神タイガースの応援歌でも有名ですね)。
六甲おろしは、冷たい強風が雑菌の増殖を抑え、六甲山麓の良質で豊富な湧き水に加え、日本酒の生産に大きな影響を与えたとされ生活に密着しています。
全国には多くの局地風があり、愛知県では、濃尾平野の【伊吹おろし】が有名です。
日本海側と太平洋側を分ける山の伊吹山地と鈴鹿山脈が関ケ原町付近で途切れているため、その隙間から冷たい季節風や雪雲が濃尾平野に流れ込んできます。この冷たく乾燥した風の名称が、【伊吹おろし】です。 その冷風の影響で底冷えする寒さに見舞われるのです。
香嵐渓の紅葉も最盛期を迎え多くの人で賑わっています。
特に今年の11/22~11/24は凄い人出で、交通渋滞等大変な状況でありました。
〝足助病院のトイレが渋滞していたと・・・・・・・・・・・・・・・な?
患者さん・利用者さんにご不便がかからなかったか心配です。
急遽、使用される観光客の方々にはマナー順守をお願いしています。〟

追伸:今回は、六甲ロープウエイ乗り場の写真と昼にいただいた神戸三宮の豚・イカ モダン焼きをご覧ください。
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