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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2019/12/09 

Vol.64  「スカイランニング」

執筆 院長 小林真哉

先日の猿投山登攀中に出会った、短パン・半袖で山道を走っている人が行っていたスポーツの総称は、林道、砂利道、登山道など未舗装路(トレイル)を走るトレイルランニングです。競技的にはクロスカントリーなのでしょうか。
更に調べていたらやはりありました凄い種目が。
人間のあくなき探求心・興味・挑戦はとどまるところを知りませんね。
それが表題の「スカイランニング」というスポーツです。
頂上へ谷や海から街や村からどれだけ短い時間で登ることができるかを競う快速登山スポーツだそうです。
1895年にイギリスのベン・ネビス山で始まり、日本では1913年に静岡県御殿場市で開催された富士登山競走までさかのぼります。
1992年、「スカイランニング」と命名され、国際スカイランニング連盟(ISF)の定義では、傾斜30%を超える部分を含み、登攣難易度Ⅱ級 (※三点支持を要する)を超えない範囲とされています。
現在、50以上の国と地域に国際スカイランニング連盟加盟団体が存在し、世界各地で200以上の公式戦が開催され、参加者は65カ国より50000人を数えるそうです。
山岳スポーツであるスカイランニングでは、水平距離よりも垂直距離や標高差が重要な要素となります。
通常の登山では標高差250-300m/1hが理想的ですので、訓練されていないと急激な高度差は身体に良くないので注意が必要です。
もっとも、僕は、快速で登山そのものが出来ないので心配はないのですが。

まあ、僕自身は仲間と一緒に景観と空気と会話を楽しみながら、山御飯を目的に頑張っていきます。
カレーの次は何にしようかなー? 
楽しみは尽きませんね。

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